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2019/3/8
セミナー関連情報
ForteBioセミナー2019開催のお知らせ
5/22(水)、17:00をもちまして、受付を終了いたしました。
日本ポール社から分子間相互作用商品をモレキュラーデバイ社に業務移管し、コロニーピッキング装置と共にバイオ医薬品研究をサポートするForteBio事業が本格始動いたしました。このスタートを記念し、従来のユーザーミーティングからForteBioセミナーに衣替えし、広く多くの皆様に最新の情報をご提供する企画にいたしました。
ForteBioグループ一同皆様とお会いできる事を楽しみにしております。
開催日時 : 2019年5月24日(水)
講演時間:[午前]10:00〜12:00 [午後]13:00〜17:00
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目6−5丸の内北口ビルディング 15階、16階
定員 :未定
プログラムスケジュール
午前の部
■講演時間:10:00〜12:00
テーマ:基礎から解る分子間相互作用講座
SPR, BLI, ELISA 検出方法の違い、使い分けが不安など分子間相互作用分析が初めてでもだいじょうぶ!0から学んで、研究に弾みをつけましょう!
■参加対象者
分子間相互作用解析初心者
■講師:ForteBio アプリケーショングループ
午後の部
■講演時間:13:00〜17:00
■講演内容
【公演1】
テーマ:生体内RNAアプタマー探索におけるBLIの活用例
講師:寺坂尚紘(てらさかなおひろ)
所属:東京大学大学院理学系研究科化学専攻 生物有機化学研究室 特任助教
公演内容について:RNAアプタマーは特定の分子に選択的に結合するRNA構造モチーフである。これまでにSELEX法(Systematic Evolution of Ligands with Exponential Enrichment)によって様々な人工RNAアプタマーが開発され、Genomic SELEX法などによって生体内に存在するRNAアプタマーが発見されてきた。
我々は生体内RNAの中でもsmall non-coding RNAに着目し、新たにsmall RNA transcriptomic SELEX (smaRt-SELEX)法を確立した。本手法によってヒトmiR-125a前駆体が葉酸に結合することを発見した。
今回Octetシステムを用いて葉酸をセンサー表面に共有結合で固定化し、RNAと葉酸の結合解析を実施したので紹介したい。また、我々の研究室で行っている他の生体分子相互作用の解析例も紹介する。
【公演2】
テーマ:ファージディスプレイ型抗体ライブラリーとOctetシステム
講師:石井裕子 株式会社GSPエンタープライズ
所属:R&D グループリーダー
弊社は、独自開発したファージディスプレイ型抗体ライブラリーを基盤技術とする研究開発型ベンチャーです。抗体ライブラリーは動物を免疫することなく目的抗体の遺伝子を単離可能な優れた技術で、2018年に開発者のジョージ・スミス博士・グレゴリー・ウィンター博士がノーベル賞を受賞しています。弊社では、独自の抗体ライブラリーから効率的に高親和性クローンを選抜するだけでなく、高性能ライブラリー・高効率スクリーニング技術の開発も続けています。
抗体ライブラリーの性能は、ライブラリー中の抗体遺伝子レパートリー数に比例します。私たちはCDR1-2とCDR3およびVH/VL間の二重シャッフリングにより創製した10の12乗を超えるレパートリーを有するファージディスプレイ型scFv抗体ライブラリーを作製しました。 ファージディスプレイ法の最大の課題は「高親和性クローンの選抜」にあります。弊社でこれに欠かせないのがOctetシステムです。Octetにより信頼性・再現性の高いデータが得られるだけでなく、スクリーニング工程の大幅な短縮も実現できました。例えば、ELISA法ではなく遠心処理で得たファージを含む大腸菌培養上清を用いて各クローンの親和性を早期に評価しています。その際、カルモジュリンを共有結合させたAR2Gセンサーチップと、高親和性カルモジュリン結合ペプチドタグを連結した抗原タンパクを含む未精製液を用いて、クローン毎に未変性抗原タンパクを固相化し測定しています。さらにセンサーチップ上の抗原タンパクから数千~数万の結合クローンが回収可能なため、今後はパンニングにもOctetを利用する予定です。
【公演3】
テーマ:How ForteBio integrated solutions can enhance early stage biologics/drug development workflows?
講師:Shan Liu, Ph.D.
所属:Sr. Scientist, Cell Line Development
Bringing a drug to market is a long, winding journey that requires significant time and resources. We at “ForteBio“, our mission is to bring in these resources and reduce your timeline by removing hurdles in early-stage biologics/drug development through innovative technologies and workflow solutions. In this presentation, we will discuss our integrated solutions and demonstrate how to apply these solutions to three common workflows in industry for phage display, hybridoma screening and cell line development. We will show examples of how our instruments contribute to each step of the workflow, highlighting the benefits in those specified steps. Meantime, we will highlight the instruments in the context of the workflow, showing the FTE (full time employee) and cost savings of automation and integrated solutions.
【公演4】
テーマ:How can AWES solutions lighten your workflow?
講師:Gavin(Guoqing) Huang
所属:AWES Business Manager, APAC
The screening methods traditionally used for biologics and strain development are time-consuming and labor-intensive. AWES team can exploit specific integrated automated solutions according to different customer workflow. Meanwhile, the AWES solutions not only accelerate R&D project progress, but keep the data consistent and traceable. In this presentation, we will discuss AWES integrated workflow with high-throughput, automated solutions for such efforts.
【公演5】
テーマ:overview of publications using biolayer interferometry
講師:Chen Tao/Sr. Filed Application Scientist
More than 3500 references with use of BLI(biolayer interferometry)-based analytical system (Octet,BLITZ) are classified according to kinetic characterization of interactions between protein, DNA, compounds,nanoparticles and the determination of
biomolecule concentrations.The strategies of immobilization and assay formats of varied applications are summarized from those references,showing a landscape of BLI application library and the importance of use of BLI in basic research and pharmaceutical industry.